今の我々は、パソコンやスマートフォンでラジオが聴けるというのが当たり前になっています。
といっても、民放の「radiko」が試験と称して配信を始めたのは、一昨年。NHKの「らじる★らじる」が始まったのは、去年のことです。前者は全国展開(まだ一部聴けない地域もあるようですが)も段階的でしたので、たかだかここ1~2年のことなんですね。
地上波テレビのデジタル化も大きな変化ではありますが、ラジオがインターネット上の一つのサービスとなったことも、大変な変化です。改めて、そのありがたみを感じます。願わくは、私などの趣味や関心からして聴きたくなるような番組がもっと増えてくれると良いのですが。
さてそんな中、先月からパソコンにとあるアプリケーションを導入しました。「Radika」という録音ソフトです。
昔のビデオ録画みたいな感じで、開始時刻・終了時刻と放送局を指定して、ラジオ放送を予約録画をすることができます。もちろん普段はパソコンは「休止状態」にしておき、予約時間になったら自動的に立ち上がる、という感じです。
これで今、NHK「ラジオ深夜便」の4時台「明日へのことば」を、毎日予約録音しています。他に日曜夜NHK第2の「文化講演会」など。そのファイル(MP3形式)をオンラインストレージ「SugarSync」の同期フォルダに置いておけば、スマホやタブレットからでもアクセスできます。先日テレビについて書いた「タイムシフト」を、ラジオについても実践できている、ということなんです。
ちなみにこのRadika、プレイヤーとしても使えます。別のサービスである民放のradikoとNHKのらじる★らじるをシームレスに切り替えられるので、その点でも重宝しています。
もちろん従来のラジカセ、というかCDラジオでもタイマー録音はできていたんですけど、こちらのようにファイルをクラウド上に置けばどの端末からでもアクセスできる、というのは利便性の点で雲泥の差です。つくづくデジタルの強み、魅力を実感しています。
悩みというか一種のデメリットは、気楽に取っておけるのでバンバン録音するあまり、積ん読ならぬ「積ん聴き」のファイルがどんどんたまってしまうことですね。これは、ハードディスクにテレビ番組の録画データがたまる現象として、既に多くの皆さんが体験済みのことと思います。
私が子供の頃は、録画したビデオを繰り返し観たり、エアチェック(これも死語ですね)したカセットテープを繰り返し聞いたり、なんてことは当たり前でした。今の情報過多の時代には、ちょっと考えられないことですね。良くも悪くも。