楽天が7月19日に「koboイーブックストア」を開始します。併せて、電子書籍リーダー端末「kobo Touch」を7980円という格安の値段で販売すると発表、世間をあっと言わせました。
一方Amazonも近いうちに電子書籍サービス「Kindle」を日本で開始するようです。8月に新しい端末「Kindle Fire2(仮称)」が発表されると見られており、一部の事情通は「そこに合わせるのではないか」と推測しています。
ここ数年、期待感を持って電子書籍事情を見守ってきました。でも、これまでは「不発」だった、と言わざるをえませんね。紙の書籍に取って代わるだけの存在となるにはほど遠いレベルでくすぶっていた、というのが実情でしょう。
でも楽天の本格攻勢とAmazonの参入が間近に迫ったということで、明らかに潮目が変わりつつあります。今年はまだ半年近く残っていますので、いよいよ本当の「電子書籍元年」が到来か、と期待が高まります。
【週末版】「Kindle」「Kobo」日本上陸、ますます身近になる電子書籍 – bizmash!:@nifty
日本にもいよいよ電子書籍時代到来か – Japan Real Time – jp.WSJ.com
ここ1~2年でスマートフォンが急速に浸透しています。安価な専用端末や手頃なサイズのタブレット端末が広く普及すれば、パソコンも含め、電子書籍で読書するためのデバイス環境は一応整うのではないでしょうか。
あとは、一にも二にも品揃えですね。少なくとも都心の大型書店を凌駕するような品揃えがないと、「読みたい本が電子書籍ストアでは見つからない」という状態が解消しませんので。
そしてもう一つは、乱立する電子書籍ストアがどう整理されるのか。「勝ち組」がはっきりして5年先、10年先も間違いなくサービスを継続しているだろうという安心感が持てないと、安心してライブラリーを構築できませんよね。
ともあれ、楽天の「kobo」にはかなり期待しています。端末にも、サービスにも。予約してまで買うことはしませんが、発売後の評判が特に悪くなければ、早い段階でkobo Touchを購入するつもりです。今後このブログでも、またまた電子書籍がらみの話題が増えるのではないでしょうか。