家事代行というビジネス

先日のテレビ東京系列「カンブリア宮殿」で、家事代行業のベアーズが紹介されました。

半分くらいは、同社および家事代行ビジネスの「宣伝」でしたけどね。

2012年7月5日放送 株式会社ベアーズ 社長 高橋 健志(たかはし・けんじ)氏|カンブリア宮殿:テレビ東京

ベアーズが誕生したのは1999年。当時の日本は家の手伝いといえば「家政婦」や「便利屋さん」に頼むしかなく、選択肢が限られていた。そうした時代にあって家事代行・主婦支援のための新しいビジネスモデルを打ち出したのがベアーズ。気軽に頼め利用しやすい料金体系を打ち出し、サービス直後から女性などから支持を得て急成長。いまや年間の利用者はのべ10万人、2011年度の売上高は10億円を超える。一体ベアーズの「家事代行サービス」とはどんなシステムなのか?なぜ年々利用者が増えているのか?

家事代行へのニーズ、そしてこのサービスを利用できるだけの経済力。両方がありながら何らかのハードルがあってまだ利用していない家庭は、まだまだ多くあることでしょう。そもそも家事代行なるサービスがあることを、認知していない人たちもあいるでしょうし。その意味では、まだまだ伸びる余地のあるビジネスだと思います。

またサービス業に携わる者としては、家事の「プロ」(多くは中高年の女性です)を多く登録し、その人たちを依頼者のもとに派遣する、というビジネスの構造は、いろいろ参考になるポイントが多いように思いました。

ただ番組を観ながら終始思ったのは、「家事代行業が栄える社会って、望ましいことなんだろうか?」ということでした。同様の引っかかりみたいなものは、番組の司会者である作家の村上龍も感じていたようでした。

家事代行を利用する人たちは、仕事が忙しいとかきついから家事を他人に依頼する、あるいは家事の時間を浮かせて趣味や娯楽など他のことに時間を使う、といった目的があるのでしょう。皮肉な言い方をすれば、仕事で金を稼いでその一部を「家事」というものを買うのに使っている、あるいは、家事と娯楽をともに金出して買っている、という感じでしょうか。

家事代行を利用する人を非難するつもりはありません。私自身、口にするのはスーパーやコンビニの総菜・弁当類であることが多く、自分で料理をすることの方が少ないですし。ただこうして金出して買う生活をしていると、自分でやる意欲や能力が衰えて行くのも確かです。便利なビジネスが出てくるのはありがたい反面、そこには危うさや落とし穴のようなものも潜んでいる気がします。もとよりこれは家事代行に限らず、さまざまな代行業、もっと言えばサービス業全般に多かれ少なかれ当てはまることだと思います。

番組を観ながら、「生活って、何だろう」「良い暮らしとはどんなものなんだろう」などと言ったことを考えたことでした。番組に登場した創業夫妻、特に奥様の方は理想主義的なビジョンをお持ちのようでした。できれば、「サービスを金で買う」的なビジネスにとどまることなく、日本の家庭の暮らしの質を向上させるような、そんなビジネスに成長していただきたいものです。ベアーズを始めとする家事代行ビジネスには、今後も注目して行くつもりです。


家事代行サービスならベアーズ|ベアーズは女性の“愛する心”を応援します。

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