大学の学部生（3回生、4回生）時代、７月と言えば集中講義の季節でした。
私は大阪大学人間科学部で理論社会学を専攻していたのですが、東大始め他の大学の著名な社会学者の先生が来て、一週間みっちり一つのテーマで講義してくれる。それはそれは、貴重な機会でした。
メモや日記を残しておかなかったので、いつ誰の講義を受けたか、忘却の彼方に行ってしまったのは残念です。ただ、脳みそがかきまわされるような知的刺激に満ちた時間だったことは、20年ほど経った今でもよく覚えています。私の中には「いつか機会があれば、大学に戻って学んでみたい」という淡い願望があります。その元になっているのは、かなりの部分、「集中講義みたいな刺激的な経験をまたしてみたい」ということだったりします。
ついでに言えば、大学の講義室はよくクーラーが利いていて、扇風機しかなかった自宅のアパートよりも快適でした（笑）。
さて、なぜこんなことを考えたかというと、放送大学の「集中放送授業期間」が昨日から始まったからです（9月末まで）。
大学の集中講義ほど濃密なものではありませんが、興味のあるテーマを見つけてお勉強してみるのも良いのではないでしょうか。機会があれば、私が視聴した講義もご紹介してみます。