今回のロンドン五輪、我々日本人にとっては「もし2020年のオリンピックが東京で開催されたなら・・・」と多少なりとも意識しながら観る五輪となりました。
五輪招致に対する世論の熱気は、今のところ盛り上がっていないようです。私自身は「消極的反対派」とでもいった感じです。大反対・猛反対というわけではありませんが、「日本より五輪を開催するのにふさわしいところは他にあるだろうから、あえて出しゃばることもあるまい」といった感じです。
前回の東京五輪から半世紀ほど。この時間を長いと見るか短いと見るかは、人それぞれでしょう。ただ、まだ五輪を開催したことのない国・地域はたくさんあるわけですから、「日本での二度目の五輪は、まだ先でもいいんじゃないの」というのが、恐らく多くの国民（東京都民を含め）の意識ではないでしょうか。
とはいえ、今回のロンドン五輪を観て「オリンピックって、いいもんだね」と改めて感じた人は大勢いることでしょう。また招致合戦の方もライバルがマドリードとイスタンブールということで、東京が勝つ可能性もかなり出てきているようです。スペインはあの財政状況ですし、トルコは2020年サッカー欧州選手権招致も狙っているとか。来年の開催地決定に向けて、案外「東京に五輪を！」というムードは高まってくるかもしれません。
もちろんかく言う私も、もし東京でオリンピックが開催されるとなったら楽しみにするでしょうし、会場に観戦しに行くかもしれません。