「居場所」のある幸せ

投稿者: | 2012-09-02

少し前、「手話カフェ」なるものがあるのを下記の記事で知りました。

手話カフェ広がる交流…兵庫 : アラカルトニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

手話カフェに限らず、都市には「テーマカフェ」とも言うべき「**カフェ」がたくさん成立する余地があると思います。それが都市の豊かさ・多様性の一つの表れでしょう。

これから社会が高齢化すると、カフェなどの居場所を自宅以外に持っているかどうかが、本人の幸福度や生活の豊かさを計る重要なものさしになってくるような気がしています。そういうのがないと、自宅と職場の往復だけで、あとは買い物で一時的に通過するだけということになりかねませんから。

本当は友人宅を互いに訪ね合う文化が健在であればいいんでしょうけど、見通し得る未来、我が国においてそれが多数派の人に「当たり前」として受け入れられるようになるとは考えにくいです。だからこそ、町なかにお茶を飲んだり、語り合ったり、遊んだりできる場が必要なのです。それも「大人」のための場が。

先日、テレビ東京系の「カンブリア宮殿」でコメダ珈琲店が取り上げられていました。名古屋発のこのビジネス、今後首都圏など全国に展開していきそうです。他の業種に身を置く人であっても、同社の強さ、成功の秘訣は研究してみる価値があるのではないでしょうか。

2012年7月26日放送 コメダ 代表執行役社長 安田 隆之(やすだ・たかゆき)氏|カンブリア宮殿:テレビ東京

コメダの店づくりは、回転率を求めるセルフ型チェーンの真逆を行く。店内には新聞や雑誌を数多く置き、ソファも長く座っても疲れないよう計算された特注品。「長居大歓迎」で、なんと朝7時の開店前に、年配の常連客が店になだれ込むという“コメダ現象”が出現するほど。飲食業界に新風を吹き込む、コメダ流の喫茶ビジネスとは?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください