何度かスペシャル番組としてやっていた企画が、10月からレギュラーに昇格しました。
これは、大人ならぜひ観るべき番組の一つでしょうね。
番組紹介
第一線で活躍する著名人をゲストに迎え、その家族史を徹底取材。
本人も知らない家族の秘話を紹介します。VTRを初めて見たゲストは、何を感じ、何を語るのか。
それは自らの「アイデンティティ」や「家族の絆」を見つめることにつながります。驚きあり、涙ありのドキュメントです。
まさに「家に、歴史あり」といった番組です。
私は8日に放送されたお笑い芸人・宮川大輔の分で、この番組を初めて通して観ました(「NHKオンデマンド」で配信されないので、録画しておきました)。
父方・母方、それぞれの家系に苦労した歴史、そして必死に生きてきた歴史があるということを見せてもらいました。宮川大輔は私の弟と同い年ということで、両親もほぼ同じ世代。私は宮川大輔と違い子がいませんが、「同世代」という共感をもって観ることができたのは確かです。
今回はさらっとしか触れられませんでしたが、次回登場する谷原章介の回では、祖父の戦争体験が大きなエピソードとして描かれるようです。日本人の家族の歴史をさかのぼるとき、「戦争」と「貧困」というテーマは避けて通ることができないと思います。それにあまり泣かされなかった、という場合も含めて。
この番組をきっかけに、一般人の間でもルーツ探しや家系図づくりがもっと盛んになると良いですね。英雄や大悪党が登場するいわば大文字の歴史もいいですが、庶民がそれぞれの時代を必死に生きたということもまぎれもない歴史ですから。