空き家問題が急速にクローズアップされつつある

投稿者: | 2012-12-18

新聞など活字メディアが数カ月前から取り上げ始めるようになっていましたが、ここへ来てテレビにも登場するようになりました。

たとえば15日のNHK「週間ニュース 深読み」。

– これまでの放送 – 週刊 ニュース深読み

空き家急増! あなたの街は大丈夫?
今、"空き家問題"が深刻化しています。
総務省の調査では、平成20年現在で空き家は全国に750万戸と5年前に比べて100万戸も増加。過疎地に限ったことではなく、高齢化が進む都市部でも急増し、住民トラブルの元となっています。
空き家問題は私たちの生活に、どのような事態を招くのか?そして、解決方法は?徹底的に深読みしました。

ちょうどその一週間前にはTBS「噂の!東京マガジン」でも、この問題が取り上げられました。

空き家が増えることにより、治安が悪化したり火災の危険性が高まり、景観も損なわれます。周辺の不動産価格にもマイナスでしょう。周辺住民にとっては迷惑以外の何ものでもありません。

「深読み」では、最悪の想定と断った上で、2030年には空き家が全体の25%に達するという試算が紹介されました(現在は13%ほど)。こうなると、日本全体が「ゴースト列島」みたいになってしまいます。いろんなレベルでの対策が必要なことは明らかです。しかもできるだけ早急に。

実は私自身も、両親の住む島根県の実家を遠い将来どうするか、という問題といずれ向き合わなくてはなりません。両親とも健在で、年齢もやっと高齢者入りするくらいなので、「まだまだ先」という感覚(感覚としては「あと30~40年先のこと」)ではありますが。

ともあれ、孤独死・孤立死の問題と同じく、目立たないながらも日本社会を悩ませる問題となりつつあるのは間違いありません。日本社会は急速に老いが進んでおり、対策を取る元気も衰えつつあります。それ自体が空き家問題の主因でもあるわけで、それだけに深刻な問題だ、と言えるでしょう。

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