最近の読書術の本では、大抵「仮説を持って読め」という話が出てきます。その方が速く読めて、しかも読んだ内容が記憶に残りやすいんだとか。
私自身について言えば、もちろん読む前に「この本には、こんなことが書いてあるんだろうな」という漠然とした期待感のようなものは抱きますが、仮説というほど具体的、系統的なものではないですね。
子どもの頃から本を読み続けてきて、ただ読みたいという衝動に従って来ただけなので、こういう意識的な読書習慣って、持たないんですよ。本にボールペンで線を引く、なんてこともしないし。
でも、まだまだ私の読書人生は長いはずなので、こうした「良い習慣」を意識的に身に付けていくことは好ましい。
さしあたり、
- 「もし自分がこのテーマで本を書くなら」とイメージする
- (既に読んだことのある書き手なら)「この著者はこの素材をどう扱うか」をイメージする
- 読む前に「まえがき」や目次を見て、内容を想像する
くらいのことをやっていこうかと思います。何にしろ、本を前にして少し「間」を入れるということですな。いくら読みたかった本でも、衝動的にガッつかない、と。