自由主義の楽園

投稿者: | 2013-01-06

暮れに出た短い記事が、多くの人の関心を呼んでいます。

政府に不満? じゃあ自分たちで作ってしまえ!と元Google社員が人工島に国家を建国中 : ギズモード・ジャパン

ノーベル経済学賞を受賞したマクロ経済学者、ミルトン・フリードマン(Milton Friedman)。その孫で元Googleエンジニアのパトリ・フリードマン(Patri Freedman)と仲間たちが、新しい国を建国しようと寄付を募り活動しています。

元々国政に不満を持った友人たちと語り合っているうち、自分たちの理想郷を作ってしまえということになったプロジェクト。国家の主権が及ばないとされている公海の上に人工の島を浮かべ、独自の憲法や法律を制定。そのコンセプトは彼らのウェブサイトから確認することができます。

このプロジェクトのことは、日本でも前から報じられていました。年が明けて「来年始動」ということになると、いよいよ現実味を帯びてきますね。今のところ私自身が移住するつもりはありませんが、大いに注目して行きたいと思います。

この件に限らず、価値観の似たもの同士で国家を自由に創建できるようになるといいな、とは思います。そこまで行かなくても、コミュニティや高度な自治都市を創れる、とか。とりわけ私の立場からは「自由主義の楽園」と言えるような国家ないしコミュニティが理想です。

税金や規制は必要最小限に抑え、市民の自発的な経済活動・社会活動を振興する。で、対話により調整や解決の図られる穏やかな社会であってほしいですね。東アジアにもそんな国家ないしコミュニティができれば、移住を真剣に考えるかもしれません。今は夢みたいな話ですが、上記のプロジェクトがそれなりに成功すれば世界の各地で「私たちも国を創ろう!」と動き出す人たちが続々出るのではないでしょうか。

生きている間に自由主義の楽園が日本の近くに誕生するのを、この目で見られるかもしれません。

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