4日からマクドナルドが始めた「ENJOY!60秒サービス」。今のところ悪い評判ばかり目に入ってきます。
マクドナルドの「60秒サービス」が酷いとネットでクレーム続出 | キャリア | マイナビニュース
4日から始まったマクドナルドの「ENJOY!60秒サービス」があまりにも酷いとネットでクレームが続出している。たとえば、包装がいつもより雑であったり、ハンバーガーの盛り付けが見るに堪えない状態になっているという。もちろんこれは、消費者それぞれの個人的な意見であるので必ずしも全ての店舗が同じような現象を起こしているわけではないが、時間が短くなった分、このような問題は発生してもおかしくない。
「60秒以内にお出しします」というのは一つの価値・バリューかもしれません。でもそれで出て来たものが食べ物として不完全だったり不味かったりしたら、何の意味もありませんよね。
ファストフードの厨房を知らない人間でも、こんなキャンペーンに無理があることは容易に想像できます。マクドナルド社の誰かがこうしたアイデア(あえて言えば愚策)を思いつき、口にするのはあって良いでしょうが、それを止めることができなかったのはなぜなのか。不可解につきますし、こんな下らない施策に付き合わされる末端のスタッフ(マクドナルド言うところの「クルー」)が気の毒です。
この件とは無関係に、先日マクドナルド社の社長がテレビに出ていました。「アルバイトを定着させるのは金じゃない。自分が成長できるかどうかだ」と胸を張って語っていました。確かにマクドナルドのオペレーションをこなせる人間は他のチェーンでも通用するとはよく言われることです。ただ今回の施策は、あまりにもひどすぎますね。
先般の「メニュー撤去」も世間の評判は最低でした。マクドナルドという企業の経営の「ものさし」が、ずれている、もっと言えば狂ってきている兆候でなければ良いのですが。ま、こんなことに関係なく、私はマクドナルドをほとんど利用していませんけど。