自殺者が3万人下回る

投稿者: | 2013-01-18

「朗報」というのは少し憚られますが、少しうれしいニュースです。

自殺者3万人切る 15年ぶり、前年比9%減 警察庁まとめ – MSN産経ニュース

昨年の自殺者数は2万7766人で、1997年以来15年ぶりに3万人を切ったことが17日、警察庁の統計(速報値)で分かった。前年より2885人(9・4%)減少した。年間の自殺者数は、警察庁が統計を取り始めた78年から97年までは2万~2万5千人台で推移していたが、98年に初めて3万人を超え、高止まりの状態が続いていた。

国や自治体、さらには民間でさまざまな対策が取られてきました。それが一定の成果を上げた、と言って良いのではないでしょうか。引き続き対策に努め、「高止まり」する前の水準である2万人台前半まで減らせるよう、頑張っていきたいですね。

問題は、というか難しいのは、いろんな対策が同時並行的に取られてきたために、どの施策が特に効果的だったか、判別しづらいことです。ことによっては手柄争いのようなことが起こらないとも限りません。現にこんなことを言う人も。

朝日新聞デジタル:自殺者の減少「民主党政権の成果」 民主・細野幹事長 – 政治

昨年の自殺者の数が3万人を下回ったという数字が発表された。15年ぶり。これまで非常に多くの方が亡くなってきたなかで、民主党政権が取り組んできた一つの成果だ。私たちは、自治体の取り組んできた活動を尊重し、NPOをはじめとした国民の皆さんにも協力を頂き、自殺の数を減らすべく努力してきた。

今後、我が国は財政で非常に厳しい状況に置かれることは間違いなく、また経済的にも「大」が付くほどの不況に陥る怖れがあります。その時に自殺者激増といった事態にならないようできるかどうか。日本社会にとっての大きな試練かと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください