早期退職する公務員

ここへ来てにわかに持ち上がった公務員の早期退職問題、一時期の「消えた高齢者」なみに大騒ぎになりそうな感じとなって来ました。

“早期退職”7県で450人余に NHKニュース

埼玉県の教職員ら140人が条例の改正で退職金が減額される前に早期退職することが明らかになった問題で、NHKが全国の都道府県に取材した結果、合わせて7つの県で450人余りの教職員や警察官らが早期退職をしたり希望していたりすることが分かりました。

この問題は民間企業との退職金の格差を是正するため、国が去年11月、国家公務員の退職金を引き下げる法律を成立させ、全国の都道府県に同様に条例などを改正するよう通知したことから、埼玉県では来月1日から平均で150万円退職金が引き下げられる前に、今月いっぱいで教職員110人を含む140人が早期退職することが明らかになったものです。

この問題でNHKが全国の都道府県に取材した結果、合わせて7つの県で450人余りの教職員や警察官らが早期退職をしたり希望していたりすることが分かりました。

こういう事態になるような制度改正をしたこと自体が、まずは責められるべきでしょうね。急いで退職した者が得をする・退職しない者が損をするというような馬鹿げた制度にしたこと自体が、一番の「悪者」と言うべきでしょう。

でも同時に、お金の損得勘定でさっさと辞めてしまう人たちもどうかな、と思います。教員であれば「学年度」というのがあり、ここで辞めるのは学年度の途中での退職ということになりますから、なおさらです。一部の報道では学級担任をしている教員もいると伝えられています。これなどは「ひどい!」の一語ですね。

なお報道では「平均150万円」という額が出ていますが、それが退職金のどの程度の比率になるのか、また早期退職する教職員がどの程度の割合なのかなどといった情報は結構重要です。この件に限らず「割合」というのは、ニュースにおける「こと」の軽重を判断するのには押さえておきたい点です。

私がびっくりしたのは、退職する公務員を擁護したり、その公務員を非難する人を逆批判したりする人がTwitterなどに少なくないことです。こうした人は「人はお金のために働いている」もっと言えば「人はお金のためだけに働いている」というお考えなんでしょうか。

もちろん自分がそうなのは構わないですが、みんながそうなのだとは決めつけないでほしいですし、あまつさえそうでない人を愚鈍であるかのように言うのは納得いきません。こうした人とは、仕事観が違いすぎてこの件で議論・対話は不可能だなぁ、とため息をつくばかりです。

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  1. 合理的ということ | 志の輪、広げよう。 — 2013-01-27 @ 1:15 AM

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