「命日カレンダー」作りました

投稿者: | 2013-02-06

作った、といっても、自分のGoogleカレンダーの中に、新たな項目を追加した、という程度のことなんですが。

Googleカレンダーでは、複数のカレンダーを作り、それぞれに色の設定や公開/非公開の設定をすることができます。これまで私は、プライベートのカレンダー、業務関係のカレンダー、それにテレビ/ラジオ等の放送予定のカレンダーを作り、使い分けて来ました。そこに今回もう一つ、「命日」というカレンダーを追加した、というわけです。

命日カレンダーには今後、親戚や知人などの命日、それに有名人の命日を登録していくつもりです。さすがに365日全部埋まることはないでしょうが、週に数回は誰かを追悼することになるでしょう。

日本では従来から、作家の命日を「・・・忌」と呼び、その人の追悼にあてる風習があります。太宰の桜桃忌、司馬遼太郎の「菜の花忌」などが有名ですね。同様に、ミュージシャンであればその人の曲を聴く、あるいは、俳優ならその人の出演した映画やドラマの映像を観る、というのもありではないでしょうか。

ちなみに今回これを思い立ったのは、2月4日がカーペンターズのボーカル、カレン・カーペンターの命日だと知ったことがきっかけです。その前日に。4日の日には、ごく一部ですがカーペンターズの曲を聴いて、カレンをしのびました。

人生も後半から終盤になってくると、なじみの人はもう鬼籍に入っていることが多くなってきます。身近な人についても、有名人についても。井伏鱒二の「サヨナラダケガジンセイダ」が、実感を持って感じられるようになる気がします。そしてだからこそ、生きている人との関わりを大切にしたい、とも。

そんなわけで、これからは時々、命日にちなんだ「追悼エントリー」も書くようになるかもしれません。

今回この記事を書くに当たって、少し検索をしてみたら、こんなコラムを見つけました。美空ひばりの命日は「林檎忌」と言うのだそうです。

作家などの命日を、ときに○○忌と呼ぶ。有名なのはさきの6月19日の、太宰治の桜桃忌だろう。これは広辞苑にも載っている。芥 :日本経済新聞

さて、きょうは林檎(りんご)忌である。美空ひばりさんの命日を、ヒット曲「リンゴ追分」にちなんでこう呼ぶそうだ。忌日にこうした呼び名がつくのは物書きのほかでは珍しく、あの歌謡界の女王への日本人の愛惜をあらわしていよう。亡くなったのは23年前の昭和が終わった年。バブル最盛期の、なにやら騒々しいころだった。

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