【テレビ】ご近所の底力:“一人の老後”は怖くない

投稿者: | 2008-10-11

NHKの「ご近所の底力」を久々に観ました。今回は「“一人の老後”は怖くない」。

今回のお困りごとは、「生活のちょっとした困りごとを頼める人がいない」と「心を打ち明ける相手がいない。孤独だ」の2つでした。

「生活のちょっとした困りごとを頼める人がいない」
番組では、地域の「頼みたい人」「頼まれていい人」を登録、両者を取り持つ活動を行っているNPOが紹介されていました。

これを観て連想したのが、便利屋のことと、地域通貨のこと。便利屋については、以前にも書きましたが、これからますます社会的ニーズの高まる商売だと思います。地域通貨については、こうした地域内での助け合いを促進するほかに、様々な地域活動のプラットホームとなり得るものです。ぜひ全国に普遍化してもらいたいものです。個人的には、地域通貨の電子化というのが一つの起爆剤になる気がします。

なお番組ではこの件についての冒頭で、介護保険は適用にならず云々ということを言っていましたが、それはやむを得ないでしょう。プロによる狭義の介護サービス以外は保険から外していくのが趨勢ですから。

「心を打ち明ける相手がいない。孤独だ」
番組では、地域に共同の食堂を運営する取り組みが紹介されていました。月に一度の開設ですが、安価に利用できること、友達づくりの場となるよう運営者が積極的に関与していること、利用者も料理の作り手となって参加することなど、様々な工夫がなされていました。

こうした地域のたまり場的なものは、今後ますます増えていきそうですね。そこへ行けば、お茶が飲めて、おしゃべりができて、ちょっとした娯楽が楽しめるとか。

個人的には、地域SNSのようなものも、一つの答えになる気がします。あと、やや飛躍しますが、現役時代から友達(それも、できれば年下の)をつくっておいて、気軽に会えるところに引っ越すとか。

高齢者の孤独、というのは奥深いテーマなので、また別のエントリを起こすことにします。

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