おとといは「ひな祭り」でしたね。
子供、特に女の子のいない家庭ではあまり関係のない節句ですが、こういう伝統は細々とであってもつないで行ってもらいたいものです。
それにつけても思うのは、バレンタインデーやクリスマスといったイベントは、すっかり日本の行事として定着したなぁ、ということです。もともと日本の伝統になく、多分にビジネス界の仕掛けで盛んになったにも関わらず、日本社会が受け入れちゃった、という感じですね。私が幼い頃にはすでに当たり前のようにありましたので、もう30年40年は継続しているわけで、もう「文化」と言っていいでしょう。バレンタインデーの方は、やや変質を遂げつつある気もしますが。
そうした中、私が「今後、定着するのかな」と注目しているのが、節分の際の恵方巻きと、ハロウィンです。前者は関西で以前から行われていたものですが、関東始め広く全国で「商戦」が展開されるようになったのはこの数年のことです。ハロウィンも、一部の人はお祭りの機会として利用していましたが、普及しはじめた感じがあるのは、この数年のことでしょう。
これらも、若い家族が子供と一緒に楽しんでやっていれば、その子供たちにとっては当たり前のものとして受け入れられていくことでしょう。ちょうどクリスマスが私たちの世代にとってそうだったように。
できれば日本の伝統的な季節の行事も、併せて伝えていってほしいものです。桃の節句もそうですし、七夕やお盆などなど。できればこれらは、旧暦でやるとなお良いのですが。