ユニクロは「ブラック」か?

投稿者: | 2013-04-29

ネットでは最近、ユニクロを展開するファーストリテイリングについての談義が盛んです。

一言で言えば、ユニクロをいわゆるブラック企業として指弾する人たちがかなりいるのです。とりわけそのカリスマ経営者である柳井正氏がかなり嫌われていますね。

よく知られているように、ファーストリテイリングは壮大で野心的な経営目標を掲げています。それを実現するためには、生半可な仕事ぶりでは追いつかないということなのでしょう。経営を知らない、ましてやグローバルに展開しようかという企業の経営者の「目線」に付いていけない庶民の批判など、「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや」で一蹴されて終わりでしょうね。

ただ私自身は、上記の経営目標に何か意味があるのかな、という気がしています。一企業の売上がいくらになろうが、どれだけの利益を計上しようが、部外者には知ったことではありませんからね。ファーストリテイリングがそれだけたくさん納税してくれれば日本国民としては間接的にプラスですけど、ファストファッションを通じて同社が社会に貢献できるところはもっとあるのであはないでしょうか。

それはともかく、同社をめぐる言説は注意深く見ていきたいものです。成長を志向する企業はいやおうなくグローバル化せざるを得ないでしょうが、その振る舞いによっては足下の日本で企業イメージが悪くなったり、時には炎上することもある。企業にとっては出ていく海外の方でもいろんなリスクを抱えているわけですが、日本の中でもいろんな摩擦や反発を受けるというリスクを抱えているようです。

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