今期のドラマで観ているのは、NHKの「あまちゃん」を除けば日本テレビ系の「35歳の高校生」だけです。
最近は、ドラマよりもアニメにハマることが多くなっていまして・・・。
「35歳の高校生」は、米倉涼子が女子高生役(当然、制服姿)になると一部で話題になったドラマです。実際観てみると、スクールカーストなるものを背景にして教室の内外で起こる事件・トラブルを描く、という重たいドラマです。最終的には「救い」が来るんだろうな、と予期しながら観ているので、絶望的にならずには済んでいますが。
いじめも、昭和の頃と今では質が異なると聞きます。スクールカーストに相当する学級内序列のようなものは、私が小中学生だった30年ほど前にもありましたが、「カースト」と呼ばれるからには違う部分もあるのでしょう。
いじめにしろスクールカーストにしろ、今の学校の現実と比べれば、昭和の時代は「牧歌的」だったかもしれません。そしてそれは、その間に日本社会そのものが世知辛くなってしまったことと無縁ではないと考えます。対症療法も無意味ではないでしょうが、日本社会の質的転換(「劣化」とも言えるかもしれません)が続く限り、効果は限定的なのではないでしょうか。
まずは、学校で、そして子どもの社会で何が起こっているのか、を知らなければ、と思わされているところです。