Twitterでこんなつぶやきを目にしました。看護師の方らしいです。
例えば看取りの場面で涙を流す新人さんに対して「仕事なんだから泣いたらダメ」と指導する人がいるんだけど、その言葉って、彼女の色々な可能性や死生観なんかをダメにしているように私は思う。
— morikoさん (@moriko_0426) 2013年5月21日
感情移入しすぎて、仕事の遂行に支障を来すようでは、「プロ」と困りものです(「失格」とまで言えるかどうかは、疑問ですが)。
一方で、感情移入しすぎまいとして患者や家族に対して冷淡に振る舞うようになったとしたらどうでしょうか。あるいは、機械的・事務的と受け取られるような対応になったり。それも看護師のマインドとしては、必ずしも褒められたものではないと思います。
理想を言えば、優しさや温かさを失わないでいて、仕事は仕事できっちりこなす、ということになるのでしょう。そう思うと、「泣いたらダメ」と新人を全否定するような指導というのは、先輩看護師として何かが欠落しているんじゃないか、と思わざるをえません。もしかすると「泣いたらダメ」の背後には、自分なりの経験や、自らが先輩や医師を通じて学んだことが込められているのかもしれません。ならばそれを少しでも説明してあげる方が、新人さんの納得感も得られやすいことでしょう。
考えさせられるテーマ、そして言葉ではあります。「泣いたらダメ」。皆さんは、どう考えますか?