死生観にも二種類

投稿者: | 2013-07-15

死生観には、大きく分けて二種類あるように思います。

この二種類は別モノというか異次元で、異なるどうしが互いに理解し合うのはほぼ不可能と言っていいでしょう。

その違いとは、おのれの命や人生を一つの完結したものととらえているか、それとも何か超越的なものに従属する「一部」と考えているか。もとより私は、後者のほうです。

近代より前の日本人は、大抵が後者だったことでしょう。それが前者の方へシフトして行った。で今は前者の方が多数派、というのが実情だと見ています。自己実現や個人主義は、もはや当たり前のことと考えられていますし。

でもこれからの時代、近代より前に回帰するのというのではなく、自ら後者の死生観・人生観を選び取る人が増えていくのではないでしょうか。多分に希望的な観測ではありますけど。

ともあれ私の立場からは、おのれの命や人生を一つの完結したものととらえている人に対して語る言葉はありません。嫌味な言い方になりますが、せいぜいその限られた命を精一杯生きてください、ということくらいしか。

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