それほど長くない一つの記事を読んで、涙が出そうになりました。
「妻は認知症です」店に張り紙 温かく見守る地域、客 | WEBみんぽう
苫小牧市で洋菓子店「ケーキのヨコヤマ」を営む横山重雄さん(65)は、妻の洋子さん(64)が認知症であることを来店客に張り紙で知らせている。開店40年、ずっと夫婦二人三脚で歩んできた。これまでの習慣をできる限り維持し、病気の進行を遅らせたいと願う夫の「告白」。店の客や地域に大きな共感を呼び、支え、認知症理解の輪が広がっている。
上記から先の部分は、リンク先で読んでください。
妻を支える夫の愛情もさることながら、店を温かく応援する町の人たちの心意気に、とりわけ感動しました。美化しすぎかも知れませんが、「商店街って、やはりいいな」と思わずにはいられません。
認知症やがんは、高齢化する日本では誰しも何らかの形で関わらざるを得ない病いです。介護や看病をする家族は大変でしょうけど、職場や町など身近にそういう人がいるのは、何よりの「教材」、さらには「お手本」になるような気がします。
この横山さんご夫妻の物語、ドラマ化か映画化してもらえませんかね。ところどころに、実際の映像なり写真を散りばめつつ。地元・苫小牧ではこの記事がどんな反響を呼んでいるかは知りませんが、ネットでは全く話題になっていないのは不思議だし、残念です。「炎上」みたいなネタにばかり、みんな飛びつきすぎじゃありませんか。