ロボット「パロ」の可能性

投稿者: | 2013-08-12

先日テレビで、セラピー用アザラシ型ロボット「パロ」を見ました。

paroパロはアザラシの格好をしたぬいぐるみのようなロボットで、セラピーロボットと呼ばれています。動物を使ったアニマル・セラピーというのがありますが、生きた動物は食事や排泄の世話が必要だし、感染症などのリスクがあります。パロはそうした動物の厄介な面を持たない一方、セラピーの効果は動物に引けを取らないそうです。

こうしたものが手ごろな価格(たとえば10万円以下)で入手・利用できるようになれば、病院や高齢者施設などだけでなく、一般の家庭でも「ほしい」と言う人は多いのではないでしょうか。かく言う私も、素直に「ほしい!」と思いましたし。

将来は、人工知能を備え、会話にも応じてくれるようなヒト型のロボットが家庭にいるのが一般化するかもしれません。ペット代わり、子どものお守り役、そして一人暮らしの寂しさを紛らせてくれるパートナーとして。コンピューターがパーソナル化したんだから、ロボットだってパーソナル化しても全然おかしくないと思いますよ。

問題は、というか怖いのは、こうしたロボットとの関わりの方が生身の人間より心地よくなって、人間同士の関わりから退く人が増えるのではないか、ということですかね。特に男女関係は大きく影響を受けるかもしれません。性的なサービスもしてくれるロボットができたら、生身の女は必要ない、という風になってしまう男性、案外多いのではないでしょうか(女性はどうかわかりません・・・)。

ちなみにパロは、Amazon.co.jpでは42万円となっています。安くはないけど、個人が買えない金額ではありませんねぇ。

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