作品を反芻すること

投稿者: | 2013-09-28

朝ドラ「あまちゃん」が、いよいよ最終回を迎えますね。

例によってTwitterを横目で見ながら楽しませてもらいました。このドラマは非常に多くの人が観ていたので、あえて検索などしなくても普段フォローしている人の間でとても話題になっていました。この点は、もう一つの今期高視聴率ドラマ「半沢直樹」に関しても、同様でしたね(私は「半沢」は観ませんでしたが)。

さて「あまちゃん」自体の話題は別途取り上げるとして、多くの人がつぶやいていたのが「**度目の視聴」ということでした。録画して、あるいは再放送やオンデマンドを活用して、一つの放送回を何度も繰り返し観ているんですね。そんな人がたくさんいました。それだけ愛された作品とも言えるでしょうし、ドラマの随所に「ネタ」が仕込まれているので、二度、三度観ると新たな発見がある、ということもあるでしょう。

「あまちゃん」に限らず、そしてテレビドラマに限らず、よくできた作品を繰り返し鑑賞するというのは、理解を深める意味で、そして作品世界の記憶を自分に定着させる意味で、とても効果的な方法です。極端に言えば、新しい作品を五つ、次々としかも漫然と鑑賞するより、一つの作品を五回鑑賞するようなスタイルの方が、自分に残るものは多いのではないでしょうか。

そしてこれは、さして多忙な日常でもないのに、読むべき本・観るべき動画・チェックすべき記事といったもののリストに押しつぶされそうになっている私自身への戒めでもあります。

さて「あまちゃん」。最終回を見終わったら、「反芻」ということを考えてみようと思っています。オンデマンドで観るか、DVDで観るか、あるいはシナリオが発売されるらしいのでそれを読むか。

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