かねがね私が持っている問題意識の一つです。
日本で平和な状態が長く続くと、自ずと形成されるライフスタイルや価値観、そして社会の仕組みといったものが、江戸時代(のとりわけ後半期)に凝縮されているように思われます。そしてこれからの日本は、意識的にか無意識的にかそれを回復する動きが、あちこちの分野で起こってくるのではないでしょうか。
明治以降の、さらには敗戦以後の近代化は、日本にとっては身の丈に合わない服を無理矢理着こなしていくようなところがありました。その服を仕立て直して、自分にぴったりの服にしていく。それは洋服とも和服とも言い切れないものかもしれません。
その意味で、江戸期の文化や社会について学ぶことは、我らに大いなる示唆を与えてくれることでしょう。そのまま現代に復活できるものだってあるかもしれません。
今後も、そうした視点から気付いたことや、役に立ちそうな知識を、このブログに書きとめていくつもりです。