番組内での痴漢行為、そして息子の犯罪行為により、みのもんたがTBSのレギュラー番組「朝ズバッ!」「サタデーずばッと」を降板することになりました。
後者については「成人した子の不始末に関して、親を責めるのどうか?」といった擁護論も一部にあります。ただ世間の空気は概して、当然という感じではないでしょうか。みのに同情する声は驚くほど少ない、という印象です。それもこれも、番組内で政治などいろんな事象を上から目線で批評してきた報いではないでしょうか。「今後どの口でズバッと斬るんだよ・・・」というのが、平均的な世間の見方なんです。そうした一般日本人の感覚が通じない人(ないしは、それを快く思わない人)が、みのを擁護しているんだと思います。
これでみのもんたのレギュラー番組は、テレビでは日本テレビ系列の「秘密のケンミンSHOW」くらいになります。あとはいくつかの不定期スペシャル番組くらいで。
でも私の感覚では、ほとぼりが冷めたらまたテレビ界に復帰してくるのではないかと思います。みのもんたはただ今69歳。現役を引退する気はさらさらないのではないでしょうか。
状況は違いますが、「笑っていいとも!」を終えることになったタモリと「朝ズバッ!」を降板することになったみのもんたに対する反応は、大きく違いました。芸風の違いであり、もっと言えば「徳」の違いでしょうね。ご両人が亡くなったときの反応が何となくうかがわれる気がします。