間接経費やピンハネ批判のおかしさ

投稿者: | 2013-11-19

ネットでは奇妙な論調が幅を利かすことがよくありますが、事業の間接経費やピンハネ(言葉は悪いですが)に対する批判、嫌悪感もその一つでしょう。

私はこれに「嫌儲」に似たあやうさ、もっと言えば世間知らずな感じを持ちます。

正義感から発している見方だとしても、彼らの望むとおりになったら世の中は縮小均衡に陥るだけではないでしょうか。言っては何ですが、仕事をしたことのない人、ビジネスの場に当事者として立ち会ったことのない人に特有の物の見方のような気がしています。

最近も、ある慈善団体の日本支部が寄付の2割ほどを運営経費に充てていることが、批判の対象になっています。誤解や思い込みも多々ありますが、何より「寄付は全額目的のために使われるべき」と考えている人がいるというのが、びっくりです。寄付を集めたりそれを支援先に振り向けたりすることに人手やお金がかからないと思っているのでしょうか。あるいは、関わる者はみな無償でやれとでも?

こういう偏見を打ち破っていかないと、日本が寄付大国になるのは難しいでしょう。

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