東京都の猪瀬知事の「失墜」については、いろんなことを思いました。
ただ、不祥事が発覚してからの世間の空気の「冷たさ」は、本人のこれまでの態度や振る舞いが招いた部分が大きいでしょうね。「ざまぁ、みろ」と思った人は少なくなかったことでしょう。少し前にテレビからほぼ消えたみのもんたについても、同様のことを感じました。
個人が一人で成し遂げられることなんて、たかが知れたものです。それを超越するには、他人を巻き込み、支援してもらわなくてはなりません。人徳や人望のない人には、それが叶わないんですね。日本人の場合は気が染まないと本気を出さないところがありますので、日本社会においては、人徳や人望があるかどうかは、仕事の実力について非常に重要な要素です。
日本では、人徳や人望がないけれど仕事が出来る、ということはほぼあり得ないと言っていいのではないでしょうか。