「わかっちゃう」時代の保険

投稿者: | 2014-01-10

遺伝子検査やビッグデータ解析で、いろんなことがえげつないくらいわかっちゃう時代。

今は予兆程度にしか過ぎませんが、10年後、20年後にはかなり現実になっていることでしょう。そして多少の揺り戻しや停滞はあっても、基本的には後戻りしない流れとなることも確実です。

そんな時代にあって、大きな影響を受けそうなのが保険です。生命保険・健康保険といった既存の保険が激変するのは当然ですが、これまでなら成り立たなかったような新たな保険、ニッチな保険が登場するかもしれません。

保険加入時に遺伝子検査の結果などの提出を求めるというのは、今は「とんでもない」ことと見なされています。法で禁じようという動きもあるようですね。でも「任意で提出を求めるなら構わない」という風になっていくのではないでしょうか。保険の精度が上がれば、リスクに応じた保険料が設定されるはずで、間違いなく消費者にもメリットがありますからね。

プライバシーに敏感だから、あるいは保険上不利だからという理由で開示を拒む人は、最悪の数値を推定される。恐らくそんな風になるのでしょう。わかっちゃう時代は、自分の情報を隠そうとす人は「何か都合の悪いことややましいことがあるのだな」と見なされる。そんな時代ともなるでしょう。そうした点でも、えげつない時代になりそうです。

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