おとといは大学ラグビー決勝、昨日は高校サッカー決勝をテレビ観戦しました。
対戦カードに惹かれたから、というのはもちろんですが、それと同じくらい「今の国立競技場で最後の決勝戦」だから、というのもありました。高校サッカーを中継した日テレはサッカーの「蹴球」に掛けて「国立最蹴章」というキャッチフレーズを使っていましたね。
私は選手としてはもとより観客としても、国立競技場に行ったことはありません。それでもテレビを通じて、サッカーやラグビー、それに陸上などで多くの勝負を見させてもらいました。東京オリンピックの開会式風景も、何度見たことでしょうか。その意味で、選手やコーチとしてあのフィールドに立った人とは比べものにならないにしろ、愛着というか思い入れみたいなものはありますねぇ。「国立(こくりつ)」という言葉の持つ威光も大きいと思います。
現在の国立競技場(正確には国立霞ヶ丘陸上競技場)は7月に解体工事が始まるそうです。最後のイベントは、何になるんでしょうね。竣工後最初のそれは「こけら落とし」と言いますが、最後のそれは、端的に表す言葉を思いつきません。
新しい国立は、デザインや工費をめぐってゴタゴタが起きています。完成は2019年3月だそうです。関係者の皆さんは大変でしょうが、できてしまえばそれまでのゴタゴタも「笑い話」になるのではないでしょうか。新しい国立も、来たる2020年東京五輪を始め、多くのスポーツの歴史の舞台となることでしょう。今から、楽しみです。