消費増税をどう乗り切るか。企業は、家計は

投稿者: | 2014-03-06

消費税の増税まで、1ヶ月を切りました。

何しろ1997年以来17年ぶりの税率改定ですので、経済や社会に大きなインパクトです。これをどう乗り切るかは、企業にとっても家計にとっても大問題となりそうです。

企業は税率アップに伴うオペレーション変更を円滑に済ませることが、第一の課題となります。でもそれ以上に重要なのが、価格戦略です。3%の増税分を機械的に上乗せするだけで良いのか。ライバル社の動向ともあわせ、大いに思案のしどころでしょうね。

家計は、3月いっぱいについては買いだめ・駆け込み消費をするのか、4月以降は消費のあり方を変えるのかどうか、が問われます。もちろん、増税を気にせずに従来通りのお買い物を続ける、というのも一つの選択ですが。

私自身は、特に買いだめなどはしないつもりです。4月以降についても、3%の増税分を相殺するほど消費額を減らすつもりはありません。従来買っていたものについて、買う頻度を減らしたりグレードを下げたりすることで1%程度抑制できれば上等かな、と考えています。あまり「家計防衛」に走るのも、不景気を助長するだけですし。

困るのは、この時期に電気代もアップすることですね。さっさと原発を動かして、いたずらな国富の流出を食い止めてもらいたいものです。

さて企業や家計はこうして何らかの工夫をして3%の増税を乗り切ろうとするわけですが、同時に問われるのは政府のお金の使い方です。社会保障などについて、支出構造の見直し、平たく言えば歳出カットを今まで以上に厳しく進めてもらいたいものです。こちらがユルユルだと、いくら消費税を上げてもざるで水を掬うようなものですから。

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