一度あることは二度ある

投稿者: | 2014-03-26

ことわざでは「二度あることは・・・」ですね。

でも世の中においては、ゼロから一度までに比べたら、一度目と二度目の「壁」みたいなものがずっと低い、というものがたくさんあります。陸上などスポーツにおける記録など、その最たるものでしょうね。「空前絶後の記録」と思われたものも、誰かが破るとそれを突破する者が次々に現れる、と。

物質の世界でも、なかなか化合がうまくいかなかったものが一度成功すると、そのあと化合が容易になる、ということがあるようです。それも、地理的に離れた場所でも。

人間の思考の世界でも、世界史上に残るような発明や発見がほぼ同時期に複数の人間から出されたり、哲学や美術の分野で同時期に天才が続出したりすることがあります。「互いに刺激し合っているから」ということでかなり説明できそうですが、たとえば古代のように交通や通信の発達していない時代については、それだけで説明しきれないものも残る気がします。

要は、物質から人間の運動、知的活動に至るまで、「一度あることは二度ある」という実例が多く見つかる、ということです。一度目を達成する人は大変でしょうが、それが実現すれば後に続く人にとっては路線が引かれたようなものです。この事実、多くの人にとって励みになるのではないでしょうか。

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