今の日本では、あらゆる企業や業界が「シニアシフト」の動きを見せています。
若者向け・ファミリー向けにつくられていた製品やサービスを、シニアの嗜好に合ったものに作り直す。あるいは、シニア向けの商品を新たに開発する。そんな流れがこの数年、加速しているように見えます。シニアは大切なお客様ですから、当然ですね。
そうしたビジネスにおいては、供給者の側でもシニアがアイデアを出したり、モニター役になったりして活躍することでしょう。シニアはみんな同じ、ということはないにしても、顧客のニーズやウォンツ、さらには既存品への不満を理解する上で優位な立場にあるのは、間違いありませんから。
当然、私の関わる生前準備の分野でも、シニアが担い手として活躍するだろうな、と見ています。ここ20年くらいこの分野を引っ張って来たのは、団塊の世代前後の方が多いですし。今後も、近接の業界、あるいは全く違う業界から、この分野に飛びこんでくるシニアが大勢出ることでしょう。それを願っています。私自身も、そんな方々から刺激を受けたり、学んだりしたいものです。