みんなの党・渡辺代表の辞任は「朗報」

投稿者: | 2014-04-08

DHC会長から8億円を借り入れていた問題をめぐり、みんなの党の渡辺喜美代表が辞任に追い込まれました。

みんなの党に一時期待し、そして失望した経験のある者として、これはみんなの党、そして日本の政治にとって「朗報」だと思います。良くも悪くも(というか主に悪い方で)この党は渡辺氏の個人商店みたいなものでしたので、これを機に政党として一皮むけて欲しいものです。政界の「大再編」が起こる芽もまた出てきたのではないでしょうか。

渡辺氏が新しい党を立ち上げ、ここまでの勢力に育てた功績は多大なものがあります。ただその先に進んで、政権交代の受け皿となる勢力を結集する上では、彼が妨げになっていたのは否めません。アジェンダだのなんだの言って政策の「筋」を通すことも大事ですが、実現できなければ何の意味もありません。

今回のピンチをきっかけに、みんなの党が現実主義志向をいくらかでも取り入れてくれることを期待します。それは妥協主義になれとか原則を捨てろ、ということではありません。日本にとっての長期的課題へ対処するため、瑣末な問題にはとらわれないでほしいんです。戦略的に考え、果断に行動する政治家・政党を求めます。これは日本維新の会や結いの党、そして民主党内の細野派=自誓会にも言いたいことですが。

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