職業への偏見

投稿者: | 2014-04-20

先日、ラジオ深夜便「明日へのことば」で、金沢大学病院にがん哲学外来を開設した医師の話を聴きました(録音にて)。

ためになる言葉、考えさせられる言葉が多かったです。一人でも多くの人に聴いてもらいたい!と思ったほど。私自身、「がん哲学」とか「がん哲学外来」というものは従来あまりピンと来ていなかったのですが、どんなものかをある程度イメージすることができるようになりました。

死の問題について考えるようになり、いろんな本を読んだり、こうしたインタビュー・講演などを聴いていると、実感として感じられることがあります。看取りの現場に多く立ち会っている医師や看護師、あるいは死に近いところで仕事をされている葬祭業者や遺品整理業者の話には、教わるところが非常に多いです。それに引き替え、お坊さんや学者は、総じてダメですね。

現状、医療者や葬祭業者などは積極的に本を読んだり話を聞いたりしたいな、と思います。今回の「ラジオ深夜便」も、前から楽しみにしていました。一方、お坊さんや学者の場合は、評判になっているものを後追いすればいいかな、という感じです。どうせつまらないこと言っているんだろう、という目で見てしまいますし、これまで何度も失望してきましたから。

偏見、かもしれません。でも無限に人生の時間があるわけではありませんから、どこかでこうした割り切りも必要なのではないでしょうか。

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