生前準備は「この指とまれ」で

生前準備や終活がメディアでもてはやされると、それに反発する人も当然出てきます。

「くだらない」「自分はやらない」「もっとましなことに時間や金を遣う」などなど。必要性を感じないとか意味を感じないという人に向かっていくら言葉を尽くしても、説得するなんてことはできそうにありません。

こちらとしては、どうぞご自由に、としか言いようがありません。内心では「あとで後悔しても知らないからな」とは思いますけど。

他人であれば、こんな風に事態は単純です。あとは、必要性を感じる者どうし、より良き生前準備について、情報や意見交換をしたいものです。その際、医療者や葬祭業者・遺品整理業者といった人たちの現場体験談を聞くのは、とても役に立つと感じます。学者・ジャーナリストや坊さん、法律家といった人たちの言説は、「スカ」であることが多いですが。

問題は、身内間で意識の違いがある場合です。夫婦間でのギャップ、親子間でのギャップ。後者に関しては、親が無関心な場合、子供が無関心な場合、それぞれあるでしょう。ともに説得というのは困難に思えます。意識の高い側がそうでない側に、自分の気持ちをさりげなく伝え、それを理解してもらう、というのがせいぜいでしょうね。

できれば、日頃から家族間でそんな話をしておき、考え方を共有とまで行かないにしても、お互いの考えや気持ちは十分承知している、という風にすることだと思います。

現代の日本の家庭ではずいぶんハードルの高いことのように聞こえますが、そんなことをできない家族には「絆」なんてあると言えるのでしょうか。これまでは仕方なかったかもしれませんが、これからはそういう大切なことを語り合っている家族が増えることを望みます。私らなどが「啓蒙活動」するより、ずっと効果的ですから。


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