この1年ほどで注目度が急速に高まっているものの一つに、遺伝子検査があります。
数万円の価格で検査を受けられるサービスが続々登場し、随分身近なものになりました。私も、近いうち(できれば年内)にどれかを受けてみようと思います。
これらは、まだいろんな問題点や課題を抱えたサービスであるのは確かです。遺伝子と疾患、遺伝子と体質の関連については、まだ完全にわかったわけではありません。また、検査を受ける側のリテラシーも十分とは言えないでしょう。
ただ、身銭を切って検査を受けてみれば、その可能性と限界を自分事としてとらえることができるはずです。遺伝子や生命科学についての勉強にも、熱が入るでしょう。この時代に生きていてそれなりに知的好奇心のある人間なら、ぜひ一度受けてみるべき、と言いたいです。
悩ましいのは、検査の結果は本人だけでなく周囲の親族にも波紋をもたらすおそれがあるということです。本人の「知りたい!」という気持ちも大事ですが、よからぬ結果が出たときに家族が「知らないでいたかった!」と思うのも無理のないことですから。
とりあえず、実際に検査を受けたら可能な範囲で結果をこの場でお知らせするつもりです。