ネットの俗語で「人柱」というものがあります。
製品やソフトウェアが未完成なうちから手を出し、改良に手を貸す行為です。致命的な不具合に遭い、被害を受けるリスクのある行為です。あるいは、出した金を損するリスク。新しいもの好き、人より先に体験したいという心理のなせる業なのでしょう。
でもこういう人が一定数いるからこそ、テクノロジーの進化が促進されているという側面も間違いなくあります。
などと言う私自身が、自分に言い訳をしつつ、これまで各種のデジタル製品・ソフトウェア等に飛びついてきました。パソコン、スマートフォン、電子書籍などなど。現代の我らが一見無駄と思えるお金や時間を散々つぎこんだとしても、後世の人がそれにより利便性を享受できるなら、報われるというものです。何より自分自身が楽しんでいるわけですし。
これからも自覚的に人柱でいようと思っています。最近だと、遺伝子検査なんかも飛びついてみたい対象の一つですね。