逃げ切り世代

投稿者: | 2014-12-25

年金など社会保障制度について、こういうことが言われます。

一定年代以上の人たちは、税や社会保険料として払った分以上を受け取ることのできる「逃げ切り世代」だと。

1970年代生まれの私たちは、負担の方が受益より重くなるとは言え、さほどではありません。むしろ、後続の世代から恨まれたり突き上げられたりする世代になるのかもしれません。

さて昨今にわかに熱い話題となっているのが、人工知能のことです。人工知能が急速に進歩して、人間の労働が奪われてしまうのではないか、あるいは人間よりも賢くなって人間を支配するようになるのではないか、ということがまことしやかに語られるようになりました。

そうしたことが起こるのかどうか、また起こるとしていつ頃起こるのか。今の時点では断定できるものではありません。ただ21世紀の中盤くらいにそうした「節目」が訪れそうだ、ということは覚悟しておいた方が良さそうです。

幸か不幸か、我らの世代はその頃には既に老い先が短くなっています(もうこの世にいないかも)。人生を左右されるということはなさそうです。今から心配しすぎて目の前の人生を棒に振る必要はないでしょう。この点に関しては、「逃げ切り世代」と言えそうです。

でも21世紀になってから生まれたような人たちは、そういうわけには生きません。対処できるものかどうかすら見当がつきませんが、自分の人生設計をする上で考慮しておかなくてはいけないポイントとなります。大変でしょうが、案外面白い時代になるかもしれませんよ。

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