がんの予防策は無駄か

このところ話題になっていることの一つが「がんの最大原因は、不運」という発表です。

がんの原因、遺伝や環境でなく「不運」が大半 米研究 国際ニュース:AFPBB News

がんは、家族歴や環境的要因ではなく、細胞分裂時に起きるランダムな変異の「不運」に見舞われることによって発生する場合が多くを占めるとの研究論文が、2日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。

研究は研究として進めていただきたいものですが、仮に「不運」の占める要素が大きかったとしても、予防のための取り組みが無意味になるわけではないと思います。

もちろん生活の楽しさや喜びを犠牲にしてまで予防に取り組むのは、バランスを失しています。でもがん予防のためとして勧められることの多くは、健康のためにもなります。やって損、ということはないはずです。多くはアルツハイマー型認知症の予防にもつながりますし。

  • 果物・野菜・青魚など積極的に摂る
  • 赤身の肉や脂分の多い食品を控える
  • 禁煙と節酒ないし断酒
  • 適度な運動
  • 適正体重の維持

といったことですね。

今後は、メンタルな要素も強調されるようになってくることと思います。「気の持ちよう」と言いますか、人生や生活にどう向き合うか、といったスタンスのようなものも案外がん予防には重要なようです。あと遺伝子診断によって、その人なりの予防法が提案されるようにもなってくるのではないでしょうか。

予防と言ったとき、多くの人が思い浮かべるのは「病気にならない」ということです。それと同じくらい重要なのが、病気になった際に、悪化をどれだけ遅らせるか、生活の質をいかに維持するかといったことです。薬とライフスタイル改善を組み合わせて「生きている間(つまり、死ぬまでの間)は病気に人生を邪魔させない」という視点も重要です。

がんにしろ認知症にしろ、加齢が大きなリスク要因であるのは間違いありません。長生きすれば「絶対にならない」ということは困難、というより不可能ですので、ある程度は「自分ががんになったら」「自分が認知症になったら」ということを想定し、予習やシミュレーションをしておくことも大切ではないでしょうか。


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