バーチャル人格と暮らす

デジタルクローンによって死者を蘇らせるというのも結構です。でもそれ以前に、バーチャルパートナーのようなものが広く普及するのではないでしょうか。

こちらはモデルとなる人間がいませんので、「こんなこともできるんだ!」というのが容易に感激につながります。出来次第では、「生身の人間と付き合うよりこっちの方がいい」と感じる人が増え、社会が激変するのではないでしょうか。

わかりやすいところでは、結婚です。生涯未婚率は長らく上昇し続けていますが、異性のバーチャル人格と一緒に暮らせるようになれば結婚しようとする人が激減するかもしれません。仮に結婚したとしても、バーチャルな子供で十分と考えるカップルも出てくることでしょう。

その他、人間ではなく動物や想像上の生き物などをパートナーにする人、特定機能に秀でたパートナーを育成する人、複数のパートナーを使い分ける人なども次々出てきそうです。「こういう活用法もある」という情報が伝わればそれがさらに次のアイデアを生み、という感じであっという間に豊かな世界ができそうです。これも生身の人間と違い、人間の想像力のほぼ限界まで「できること」を増やしたり広げたりできるでしょうから。

さてこうなると、持ち主が死んだ場合、そのバーチャル人格はどうなるのかという問題があります。単純に機能を停止すれば良いようですが、その人格が感情や個性のようなものを生じるに至っていたとしたら、「人権」に類するものは生じないのかどうか。本人(?)が「殺さないでください!」と訴えたとしたらそれを無視していいのかどうか。

今は空虚な思考実験のように感じられるかもしれませんが、あと数十年後には人間世界で大真面目に議論されるテーマとなっているのではないでしょうか。というより、案外すんなりバーチャル人格の「人権」が認められるようになって行きそうな気がします。

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