「エチカの鏡」を観始めて。スゴい老人の話。

投稿者: | 2008-11-13

今週からフジテレビの「エチカの鏡 ~ココロにキクTV~」を観ることにしました。

一度観ての感想は、「これは、さながらテレビ版の”道徳の教科書”だな」ということ。美談を紹介して、その後、タレントが感想を語り合うという形式。VTRでナビゲーターを務めるのは素敵な女優さん達。どんな女優が出てくるかも、番組の楽しみになりそうです。あともちろん、タモリと高島彩アナの掛け合いも。

個人的には、BGMに洋楽の名曲が使われているのも、ハマるツボになりそうです。できれば、映像に集中したいので、インストゥルメンタルにして欲しいですけどね。

今回は3つのお話。離島で救急艇の運航に長く携わった老人。事故で両手を切断したものの子供達の手紙に励まされて新たな人生を始めた画家。探査衛星「ボイジャー」の最期にまつわる不思議談。

感動的だったのは画家・大野勝彦氏の話。ボイジャーの話は、思いっきりスベってました。個人的に一番グッときたのは、老人の話でした。

お話のあらすじは、こんな感じです。36年間、24時間365日体制で救急艇をスタンバイさせてきたこと。この任務の引き受けるきっかけは、弟の急病時に病院搬送が間に合わず、亡くしてしまったこと。後継者はなかなか決まらなかったが、老人のおかげで命拾いした男性が名乗りを上げたこと。

確かにスゴい話なんですが、スゴすぎて普通の人にはかえって縁遠いものに思えてしまうのが、難点ですね。あと、本土の人間には離島の人の気持ちは理解しづらいところもあるし。そもそも、誰か一人がこの任務に従事するというのは、持続可能じゃないと思います。

このご老人に対して、島の人たちがどんな形で感謝を表しているのか。これから表すのか。そこにも興味を惹かれます。お金は最低の策。顕彰するとか語り継ぐ、というのはいいですね。一番は、この任務がずっと島民に受け継がれていくことじゃないでしょうか。

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