話としては、以前にも聞いたことがあります。ある分野でプロを名乗るには一千時間、超一流になるには一万時間の積み上げが必要だ、と。梅田望夫あたりも言っていたかな。
あなたも「天才」になれる? 10000 時間積み上げの法則(Lifehacking.jp)
彼によると、伝説的なプログラマーのビル・ジョイのような人や、ビル・ゲイツや、ビートルズのようなバンドの成功も、「10000時間の努力」と、いくつかのタイミングが支配しているのだそうです。
一千時間あれば知識が頭に入り、自分なりにそれを駆使できるようになる。一万時間となると、脳の仕組みそのものがその分野に対応したものに組み替えられる、ということなんじゃないでしょうか。偉大な創造は、その一万時間超を閲した人によってのみ、生み出されるのでしょう。
ここから得られる教えは、次のようなことでしょう。まず、自分はどの分野に打ち込むのか、決める。そして、その分野に振り向ける時間を、生活の中にがっちり組み込む。息をするように、あるいは食事をするように、毎日それに取り組む。途中、成長や進歩を楽しめれば、なお良し。
ともあれ、この一万時間というハードル、常識化するといいですね。とりわけ若い人たちに知ってほしい。歩き出すのが早ければ、それだけ遠くへ行けますから。
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