テレビを観ていて、幸せですか?

投稿者: | 2008-11-21

気になる調査結果が発表されました。アメリカでは、「社会的に恵まれていない不幸な人たちは社会的に恵まれている幸福な人たちに比べてテレビを多く見る傾向がある」のだとか。

不幸な人ほどテレビを多く見る、米研究者が研究発表 (Technobahn)

調査結果によると、社会的に恵まれていない不幸な人たちは1週間あたり平均で25時間、テレビを見ていたのに対して、社会的に恵まれている幸福な人たちは19時間しか視聴せず、その分より多く新聞や読書などに割いていることが統計的に割り出されたとしている。テレビは日常、多くの娯楽番組を流しているが、娯楽番組を多く見ていたとしてもその人が幸せとは限らないとする今回の調査結果は、反響を呼んでいる。

「社会的に恵まれていない不幸な人たち」「社会的に恵まれている幸福な人たち」って言葉が無造作に使われていますが、これがどう定義されているのか、気になりますね。

日本でも、「年収とテレビ視聴時間」「学歴とテレビ視聴時間」みたいな調査があると面白いかもしれませんね。様々な社会的属性や心理状態と「テレビ視聴時間」との間に、相関はありやなしや、と。

あと、視聴時間もさることながら、不幸な人たちと幸福な人たちは、観る番組も異なっているんじゃないでしょうか。偏見かもしれませんが、前者はバラエティやワイドショー、ドラマを好み、後者はニュースやドキュメンタリーを好む気がします。

因果関係ということについて言えば、不幸だからテレビに逃避する、あるいは、貧しいからテレビくらいしか娯楽がない、ということになるのかもしれません。でも逆に、テレビばかり観ている人は、社会的成功のチャンスを自ら狭めている、という面もあるように思われます。

ともあれ、いろんなことを考えさせてくれる記事でした。

ちなみに私は、たぶん週に10~15時間です。「社会的に恵まれている幸福な人たち」かどうかはわかりませんが、新聞や書籍、おまけにPCに向かっている時間は、一般の人よりはるかに長いと思います。

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