スピリチュアルと生前準備

投稿者: | 2015-08-26

最近、スピリチュアルがかった本を立て続けに読んでいます。

お迎えだの、生まれ変わりだの、死後の生だの。

もともとそういうのに関心があり、信じていた方ですが、年をとってその傾向は衰えないどころか、ますます強くなっていっているようです。こういうのは体質と同じで、生まれた頃から各人の「受容度」みたいなのはある程度決まっているのでしょう。それこそ、前世が関係しているのかも(笑)

そのことを考えると、既存の宗教を含めスピリチュアル的なものに惹かれる人とそうでない人では、生前準備の中身というか色合いも相当違ったものになるでしょう。後者は基本的に「死んだら無になる」という立場ですので、それを踏まえた段取りや手配のようなものが中心となってきます。というか、それ以外のことが出てくる余地がありません。

一方、スピリチュアル的なものに惹かれる人がやる生前準備は、むしろ「自分の生を超えた何か」が重要なテーマになってくるはずです。それがどんなものであるか、今の私が全に見通しているわけではありません。また各人の信じる事柄によって多様性も生じそうです。

ただ一つ言えることは、これまでの生前準備は「スピリチュアル抜き」のものしかほぼ存在しなかったということです。私はかねがね世の中で語られる生前準備、とりわけ「終活」と呼ばれるものに物足りなさや味気なさを感じていたのですが、最大の理由がここにあるようです。私はやはり、自分の性質上「スピリチュアルあり」の方へ舵を切っていこうと思います。

こういうのを信じない人からすれば「バカらしい」「考えても無駄」と感じられるかもしれません。説得するのは無理でしょうから、そちらはそちらの好きにどうぞ、と答えるしかありません。

私が密かに願っているのは、長期的に日本人の多くがスピリチュアルな感性を回復していくことです。これは、伝統的死生観の「よみがえり」ということでもあります。

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