多くの消費者は、葬儀の価格を「高い」と感じます。それは、価格に見合った効用がないと感じているから。
それは無理です(葬儀サポートセンターのお葬式確認日記)
でも、次第に葬儀とは
とても大変なサービス業であることが分かってきました。24時間・365日電話を受ける。いつでも飛んでいく。
感染の危険があるケースもある。ご遺体の処理の技術も必要。
人の死にまつわることなので、非常に神経を使う。
小規模な葬儀社さんは、いつ休めるかもわからない。事務所の費用、人件費、きちんとした質の葬儀を行うために
最低これだけはいただかないと会社を運営できない、
というラインはあり、葬儀社さんの規模や運営方法などにより
皆異なります。私たちは、各葬儀社さんの利益の得られる大体のラインは分かります。
ですから、「この費用で葬儀をしたい」と言われたとき
「それは難しいです」とはっきり申し上げることがあります。
おっしゃっていることはもっともなように聞こえます。でも、原価に利益を上乗せして値付けするのは、最低の価格戦略なんですよね。
葬儀屋さんは、消費者がいくらなら出してもいいと考えるかを先に見きわめ、それに対してどう応えるか、必死に知恵を絞るべきです。それが、商売、ビジネスってもんでしょう。
私見では、消費者の求める価格水準は、数万円のオーダーだと思います。