「酒・たばこ解禁」にどんな立場を取るか

投稿者: | 2015-09-03

ディベートのテーマとして格好の話題が、出てきました。

酒・たばこ18歳解禁を 自民特命委、選挙権年齢下げ踏まえ提言(1/2ページ) – 産経ニュース

自民党の成年年齢に関する特命委員会(委員長・今津寛元防衛副長官)は31日、改正公職選挙法の成立で選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを踏まえ、民法上の成人年齢を「18歳以上」に改め、飲酒、喫煙の解禁年齢も現行の「20歳」から「18歳」に引き下げるよう政府に求める方針を固めた。

その後党内で反対論が出て、連立相手の公明党も反対の立場。すぐに実現しないかもしれません。ただ成人年齢を「18歳以上」にしようというのは大きな流れですので、仮に今回実現しなかったとしても、「酒・たばこは例外でいいのか」という議論はずっと持ち上がることでしょう。

私自身は、今のところ引き下げに賛成です。自由主義の立場からは、成人は「愚行」とされることも含め、自分の好きなようにすることができて然るべきです(もちろん、他人に危害を及ぼさない限りにおいてですが)。未成年は責任を免除される代わりに自由も制限されるというわけですが、成人年齢をいたずらに引き延ばすことは自由の抑圧と言えます。

よって、酒もたばこもギャンブルも、売買春も、いろんなビジネス行為・契約行為も、18歳になったら(実際上は、高校卒業後ということになるでしょうが)大人と同じく自由に選んでいいのではないのではないでしょうか。

もちろん、自由主義は必ずしも放任主義ではありません。18歳になったばかりの者が道を踏み外さないよう、学校の内外で啓蒙・教育をしっかりするべきです。また仮に過ちを冒してしまっても、更正・立ち直りの機会を与え、またその支援はするべきと考えます。

その上で、「18歳になったら、どう生きるかは自由」という原則を貫きたいものです。自由を与えると同時に責任を自覚させることは、若者の成長を促すことにもつながると思うんです。

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