Category: 死生学スケッチ

日本でも「デスカフェ」を広めたい!

今週号のニューズウィーク日本版が「終活」を特集していたので、読んでみました。 続きを読む »

平成の終わりと有名人の訃報

演出家で「劇団四季」創設者でもある浅利慶太さんが亡くなったというニュースが流れました(13日逝去)。 続きを読む »

安楽死と年齢

104歳のオーストラリア人科学者、デービッド・グッダルさんがスイスで死去しました。5月10日のことです。 続きを読む »

死に方より生き方

私は、死の準備の大切さをかねがね訴えています。 続きを読む »

スーパー患者の功と罪

メディアでは「スーパー患者」とでも言うべき人がよく取り上げられます。 続きを読む »

死生観のミゾ

先日ある医師がTwitterで、終末期にある身内が死につつあるのを受け入れられず医療者に理不尽な要求をする家族が増えている、といったことをつぶやいていました。 続きを読む »

人生紙芝居という魔法

静岡県のデイサービス「みんなの家」で行われている人生紙芝居の話題に心を打たれました。 続きを読む »

老いる者の心理

老年的超越という概念を知ったのは、この数年のことです。 続きを読む »

スピリチュアルと死生観

人は死ぬとどうなるのか。 続きを読む »

「医者の死生観」を読んで

2月に発売された「医者の死生観」という本をすぐに買って読んでみました。

年齢も診療科目もいろいろな「名医」20人ほどに、死や医療についてインタビューしたものをまとめた本です。

いろいろな医師の声が聞けて有益だと感じた反面、やはり1人1人に割かれているページが限られているため、消化不良な感があったのも確かです。ページにして4~5ページくらいで人の考えを深く把握するのは、困難ですよね。ましてやテーマがテーマだけに。

編集した側が意図したかどうかはわかりませんが、終末期の医療についての考え方や「あの世」観みたいなものがまちまちだというのは興味深かったです。

前者については、医療の限界みたいなのを弁えている人とそうでない人がいますね。弁えていないというと悪口のようですが、それだけ医療の発展にかける意気込みが強いとは言えるでしょう。後者については、細かく言えばもともとそういう感性を持っていた人、臨床に携わる中で考えが変わってきた人、一貫して合理主義的・科学的立場に立つ人に分かれるように思います。

もちろん医師がどんな思想を持つかは自由です。「これが唯一の解だ!」なんてものがあるはずはありません。ただ私にとっては、医療に対する絶対的な自信を持ち、あの世の話を鼻で笑うような医師には、看取りまで含めた人生後半期の医療を託すのは難しいんじゃないか。そんな気がしました。いろんな場面で、話がかみ合わないと思うんですよ。

そうしたこともあり、医師には自らの死生観や医療観をオープンにしていただきたいものだと思います。できれば差し支えのない範囲で、自分が死ぬ時にはどのような医療を望むか、ということについても。経験と思索を経た上での思想でしょうから、我らが自分のことについて考える際にも大きなヒントになるはずです。

「医者の死生観」、上にも書いたように深みには欠ける嫌いがありますが、1000円で買えてサクっと読めますので、いろんな医師の考え方に触れ、また自分の死生観を問い直す上でも、読んで損はないと思いますよ。自分の評価としては星3つ、というところですが。

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