生前準備への無理解と偏見をなくしたい
あるネット記事で、自分は生前準備なんて興味が無いしやるつもりもない、ということを高らかに宣言しているお年寄りの方がいました(御年93)。
あるネット記事で、自分は生前準備なんて興味が無いしやるつもりもない、ということを高らかに宣言しているお年寄りの方がいました(御年93)。
「自宅で最期を迎えたい」と望んでいる人は多いのに、必ずしもそれが叶っていない。日本の課題の一つです。
前回記事「信仰なき日本人のために」の続きです。
生前準備するに当たって、配偶者や子などの家族がいるのか、いないのかではその性質が全く異なってきます。
前回の記事「カギはやはり、本人の意思」の続き、というか補足になります。
人生会議(の啓発ポスター)をめぐる議論、テレビの他にTwitterでもかなり続いています。私が生前準備に関心を持つようになってから最大級の炎上事件と言えるかもしれません。
厚労省がアドバンス・ケア・プランニング(略称は「ACP」で、愛称は「人生会議」となっています)啓発のためにつくったポスターが、物議を醸しています。
いわゆる終活について書かれた本を開いてみて、物足りなさを感じている人は少なくないでしょう。
平均寿命が延びて、長生きできるようになったこと自体は喜ぶべきことと言えるでしょう。
生涯未婚率は2015年時点で男性が23.4%、女性が14.1%となっています。