在宅看取りと日本人の死生観
「自宅で最期を迎えたい」と望んでいる人は多いのに、必ずしもそれが叶っていない。日本の課題の一つです。
「自宅で最期を迎えたい」と望んでいる人は多いのに、必ずしもそれが叶っていない。日本の課題の一つです。
残念なニュース。
先日こんなニュースを知り、思わず声を上げてしまいました。「ここまで来たか!?」と。
病気やケガを「治す医療」と死にゆくものに寄り添う「看取る医療」では、求められるものがまったく違います。
12日に放送されたNHK「視点・論点」に訪問診療医の小堀鷗一郎さんが出演しました(おなこの人は森鷗外の孫に当たる人です)。
あまり、というかほとんど医療の世話になっていない自分ですが、時々タイトルのようなことを考えます。
現代の日本人は、死への心構えができていないためにいざ自分の死が目前に迫ってもなかなかそれを受け入れられず、いわば往生際の悪い死を遂げてしまっているケースが少なくないと見受けられます。
「死に向き合おうよ」とか「死生観を持とうよ」と呼びかけている立場の私ですが、結局のところ、身近な人の死に向き合い、立ち合うことにまさる学びの機会はないと思っています。
興味深い発表がありました。
終末期医療に携わる医師や看護師のプロフィールに「これまでに**人を看取る」と書かれていることが、よくあります。