救貧というお仕事

投稿者: | 2008-12-15

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最近、政府は困っている人に金を恵んでやるべき、という言説が目に付きます。

テレビなどで困窮する非正規労働者が取り上げられることが多いので、それに同情してのことでしょう。まあ、確かに今回の「非正規切り」はあっという間に広がっているようです。

それでも、セーフティ・ネットを充実させるとそれに安易に頼る風潮が出てくるのではないか、国の財政が危ういのに野放図に財政支出を拡大していいのか、という問いは残ります。安易に救済を口にする人には、その辺のことを考えてもらいたいものです。

政府ができること、なすべきことは、機会の平等を図ること。というかそれ以前に、機会を富ますことじゃないでしょうか。我が国の政府は「安全・安心」の美名のもと、むしろ規制強化によって民間の事業機会(ひいては雇用)を奪おうとしています。せめてそれだけでもやめていただけませんかね。

救貧のお仕事は、民間の有志がやればいいんです。

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